問題の読解と読書量(その2)
国語以前に日本語
ときどき『読書量が多いからといって必ずしも国語ができるようになるとは限らない』と言う声を聞きます。でも、そういうことを言う前にちょっと考えてみて欲しいことがあります。ほとんどの教科の問題は日本語で出題されるのですから、国語以前に日本語がしっかりと読めなければ問題は解けないはずです。最近国語に限らず、設問をきちんと読めないという人が増えているのですが、その要因のひとつとして文章を読む機会の少なさ、つまり読書量の減少があるような気がします。会話では相手の反応を見ることで理解できることでも、文章では自分の頭の中だけで理解しなければならないのですから、ある程度のトレーニング(読書)が必要だといえるのではないでしょうか。