【塾の見解】 中2生物 記述問題(その2解答例)
前回に続く『中2生物 記述問題』の解答例です。解答例を丸暗記するのではなく、その内容をよく理解し自分の表現で説明できるようにしましょう。
- 胆汁について説明せよ(2つ)。
肝臓でつくられて胆のうに運ばれる。
消化酵素は含まないが脂肪の分解を助けるはたらきがある。
- 小腸にあるひだや柔毛はどのようなことに役立っているか。
小腸の表面積が非常に大きくなり、効率よく養分を吸収することができる。
- 小腸で吸収されたブドウ糖はどのように貯蔵、運搬されるか。
一部がグリコーゲンに変えられて肝臓に貯蔵され、必要に応じてブドウ糖に分解されて血管を通って全身の細胞に運ばれる。
- 一般に肉食動物よりも草食動物の方が消化管が長いのはなぜか。
肉よりも植物の方が消化に時間がかかるため。
- 肺の中にあるたくさんの肺胞はどのようなことに役立っているか。
空気にふれる表面積が大きくなっているため、効率よく酸素と二酸化炭素の交換ができる。
- ①動脈血と、②静脈血について説明せよ。
①酸素を多く含む血液
②二酸化炭素を多く含む血液
- 細胞による呼吸について説明せよ。
生物の細胞内で、酸素を使ってブドウ糖などの栄養分から活動のためのエネルギーをとり出すはたらきで、このとき二酸化炭素と水ができる。 【注】光合成と逆の流れになっている。
- ①動脈と、②静脈について説明せよ。
①心臓から送り出される血液が流れる血管で、強い圧力に耐えられるように壁が厚い。
②心臓へもどってくる血液が流れる血管で、ところどころに逆流を防ぐための弁がある。
- ①肺動脈と、②肺静脈について説明せよ。
①右心室から肺に向かって静脈血が流れる動脈。
②肺から左心房へ向かって動脈血が流れる静脈。
- ①赤血球、②白血球、③血小板、④血しょうについて、それぞれのはたらきを答えよ。
①酸素を運ぶ。②細菌などの異物を分解する。③出血した血液を固める。④血管からしみ出して組織液となり養分や不要な物質などを運ぶ。
- ヘモグロビンについて説明せよ。
赤血球中に含まれ、酸素が多いところ(肺)では酸素と結びつき、酸素が少ないところ(全身)では酸素をはなす性質がある。