英語は書くトレーニングを
試験はペーパーテスト
前回、福島県の県立高校入試において英語の得点が入試の結果に大きく影響することはまちがいないとしましたが、具体的にはどのくらいの得点を確保すればよいのでしょうか。ズバリ言って8割以上、もし英語が得意教科なら9割以上を目指す必要があります。この点数が確保できれば5教科全体の得点計画が立てやすくなります。
ところで今現在、その得点レベルに到達していない中学生はどのように英語の学習に取り組むべきなのでしょうか。英語については「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つの技能をバランスよく学習することの重要性が唱えられていますが、私たち進学研究室が塾として考える英語の学習法は書くことです。今のところ定期考査も入試も試験は会話ではなくペーパーテストですから、選択問題以外は日本語や英語が書けなければ得点にはなりません。自分は英語が得意だと思っていても模試でなかなか8割を超えられない中学生がよくいますが、書くトレーニングが不足していることがいちばんの原因だと思われます。また、4技能の中でもっとも敬遠されがちなのが「書く」学習なのですが、英文が書けるということは他の3つの技能にも十分役立つことになるはずです。
では書くトレーニングとはどうすればよいのでしょうか。私たちが考えるのは
① 英文を日本語に直すこと
② 英単語を並べ替えて英文を作ること
③ 英文の穴埋め問題で英単語・連語が書けること
④ 日本語を英文に直すこと
この4種類の問題について徹底して書く演習を進めることです。徐々にステップアップしていけるような問題を使用すれば得点力の向上が可能となります。