極端な入試英語の得点分布
英語の得点が入試の結果に大きく影響
福島県の県立高校入学者選抜試験の結果について、英語の結果をヒストグラムにしてみると他の4教科とは明らかなちがいが見られます。試験の結果をいくつかの階級に分けてヒストグラムにした場合、ふつうは平均点を中心とした山型になりますが、県立高校入試の英語の結果は見た目が台形に近い形となることが多く、そうでないときには最頻値を示す階級が平均点よりも低い位置にきます。得点率が8割を超える高得点者層は比較的多いのですが、平均点に満たない層もかなり分厚くなっているのです。わかりやすく言えば、入試の英語は得意な受験生には得点しやすく、苦手な受験生にはどこまでも厳しい点数となる教科だということです。この得点分布を見る限り、英語の得点が入試の結果に大きく影響することはまちがいなさそうです。
模擬試験と入試の得点を比べてみたとき、数学などでは模試で満点を連発していても入試では8割に届かないといったケースが多いのですが、英語の場合には模試での得点が入試の得点と近い数字になるのがふつうです。受験対策としてまずは模試での得点向上を目指しましょう。
次回に続く