インカ帝国を征服したのは何人
えっ、どうして?
歴史で大航海時代まで進むと思い出すのが、ある日のT君との会話。
「インカ帝国って150人ぐらいで征服されたんですよね?」
突然の質問に数字が思いつかず、こういうときの常套手段で、
「えっ、どうして?」
と、質問に質問をぶつけて時間稼ぎ。
するとT君が言うには、
「学校のテストに出たんですよ」
これにはさすがに驚き、
「中学校でそんなマニアックな問題が出るのかい?」
と聞けば、歴史の得意なT君は、
「確か150人か180人なんですよね」
といい線をついてくる。
感心して、
「ちょっと問題を見せて」
と、現物を見てみれば、
確かに
『インカ帝国を征服したのは何人か』
と、書いてはある。
「う~ん、なるほどこういう問題かぁ。
でもねぇ、たぶんこの問題の正解はスペイン人なんだと思うよ」
と言われてT君、
「えっ、どうして?」
150人と答えたT君は悲しいことにバツにされてしまったのですが、
180人と答えていたらマルがもらえたのかなぁ?
進学研究室ならマルをあげたぞ、T君。