試験対策はどのように進めるのか

中学校の授業とテストを前提とした勉強とでは、その取り組み方に大きな違いがあります。学校の授業では「なぜ?」に重点が置かれますが、定期試験や受験勉強では学習した内容を使いこなす練習が中心になるためです。

教科ごとの学習の違いを意識して

テストで確実に得点するためには、各教科ごとの勉強のポイントにも違いが出てきます。ただがむしゃらに学習を進めればいいというものではありません。数学でいえば、その問題が何の問題なのかをよく考えること、例えば関数と図形の融合問題の場合に、それが本質的に関数の問題なのか図形の問題なのかを見きわめるとか、作図の問題の場合に、垂直二等分線の問題なのか角の二等分線の問題なのかを判断するといったことです。つまり、数学のテスト勉強では判断の根拠を習得する訓練が欠かせないのです。

理科については、教科書にはあまり問題が載っていませんから実践的な問題演習がより重要になりますが、問題を解くための重要事項と記述式の問題の出題傾向を把握しておく必要があります。

また、社会の記述式問題では、理科とは逆に教科書の学習が重要となってきます。ただし、ポイントとなる事項や語句を整理していないうちにいきなり説明問題に取り組むようなやり方はあまり感心できるものではありません。

テスト勉強を進めるときには、それぞれの教科による学習ポイントの違いを意識するようにしながら取り組んでいきたいと考えています。